2016年の熊本地震後、被災した実家を二世帯で建て替えた。
当時、35歳。
結構な金額の補助金を受けるために、きちんと考えてる時間の余裕はなかった。
久しぶりに戻ってきた田舎暮らし。
町の端にある我が家の隣には、見渡す限り田んぼが広がる。
正月、稲刈りが終わった田んぼで凧揚げをしてみた。
おそらく小学生ぶりだろう・・・想像以上に楽しい。
以前の比べ、クオリティーが格段に上がった凧は、
簡単に上空へ舞い上がり、風に吹かれて気持ちよさそうに泳いでいる。
初体験の5歳の息子。
上下に腕を振りながら、上手に凧を操っている。
田んぼを走るなんて経験は、都会の子にはできないだろうな。
たしかに、学校のすぐそばだったり、
スーパーやショッピングモールが近い方が便利な暮らしができるだろう。
ただ、自分たちが食べる米ができる過程を目の前で見れたり、
季節によって色が違う広い空を感じたりできるのは
田舎ならではの特権なのかもしれないな。
熊本の“武相荘”を目指して、
白洲次郎的カントリージェントルマンな暮らしを愉しみたいと思う。