好きなコト

vol.045 薄っぺらいメディアリテラシーは、もうたくさん。

何年ぶりだろう、自分から観たいと思える映画は。

熊本では先週末から上映がスタートしたので、昨日の夕方の回に足を運んだ。

サンロード新市街にある、老舗のミニシアター『電氣館』。

とにかく、ここの雰囲気が好きだ。

どんなに時代が変わっても、ここだけはなくなって欲しくない。

ココと長崎書店がなくなったら、熊本のPOPカルチャーは間違いなく終わると思う。

手書きの上映スケジュール。

2Fのカフェスペースは、映画ファンの社交場のような存在だ。

東海テレビが制作したドキュメンタリー映画『さよならテレビ』。

東北の震災のあとにつくられた自社CMで東海テレビの存在を知ったのだが、

とにかく、クリエイティブが秀逸だ。

『この性を生きる』

『見えない障害と生きる』

『いま、テレビの現場から』



どの映像にも、メディアとしてのとてつもない「覚悟」が感じられ、

作品を観る度に、心をえぐられるような感覚に襲われる。

このこじんまりした感じがいいんだよなぁ〜。

全席自由なのに加え、けっして観客数が多くはないので

始まる前に自分が観やすい席を探す。

座っては移動、座っては移動を繰り返し、ベスポジを確保。

映画の詳細について、細かくは書かないが、

テレビ局で働く、それぞれの立場での葛藤が生々しく切り取られており

緊張感とイライラ、共感が混じり合う素晴らしい映画だと思う。

“伝える”とは何か、メディアとして“本当に必要なモノ”とは何か?

タイトルに書いた「薄っぺらいメディアリテラシーは、もうたくさん」は、

本作品のポスターやチラシにあるキャッチコピー。

忖度や薄っぺらいメディアプライドでメディア人を気取っている

全ての広告業界関係者に観ていただきたい作品だ。

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