くだらないけど、マジメな話

vol.510 やっぱ、最後は“人”。



数年前、とある行政コンペのプレゼン中、

質問されたことに対して答えている途中で言われた一言。



「キミの話は、長い」



ただただ誠実に、わかりやすく伝えようとした結果、

吐き捨てるように放たれた一言で、

その仕事に対する愛情は一瞬で消え失せた。




結局そのコンペ自体は負けることになったのだが、

逆に獲れても良いパフォーマンスは出せなかったと思う。




大事なのは、“誰”と“どんな”仕事をしたいか。




もちろん、広告会社なので

クライアントワークが基本ではあるのだが、

発注側が偉くて、受注側は下みたいな関係はあまり好きではない。

あくまで、ビジネスにおいては対等でありたい。

「俺のいうことを聞け」的なスタンスであれば、

「どうぞ、飼い主に従順な広告“代理店”にでもご発注ください」って感じだ。




今日、とある制作会社を訪れた。

知り合ってそんなに月日が経っているわけでもなく、

仕事を一緒にしたわけでもない。




でも、クライアントからオーダーを受けたとき、

直感的に彼の顔が浮かんだ。

この仕事は、彼とやったら絶対良いものができる。

根拠はないが、そう思えた。




昔に比べて、情報が多くなった分

検索すれば自学でスキルを身につけれる環境にある。

実際にスキルが高い人もたくさん増えたはずだ。




でも、スキルがあるからといって一緒に仕事がしたいとは思わない。




例えば、

一つのキーワードについて広がる世界感だったり、

同じ空間にいて感じる心の動きだったり、

嫌いになれない絶妙な間であったり。




同じベクトルで、異なるスキルを出し合う。

不得手な部分を補い、得手を最大化する。

そんなチームが作れたら、

楽しい仕事にならないはずはない。




最後に残るのって、やっぱ“人”なんだよな。




こういう感覚で仕事をしていると、

AIが進歩したところで何の脅威もなかったりする。

「そっちの雑務だけやっといて」って感じだ。




できないことを嘆くより、

できる中で何を作り出すかが大事。




ようやく、ポジティブマインドが戻ってきた。

明日は、もっといい日になるはずだ。




vol.509 男は黙って膝上前のページ

vol.511 おかげ、おかげの、おかげさま。次のページ

関連記事

  1. くだらないけど、マジメな話

    vol.083 ど真ん中にストレートを放り込める度胸

    昨日の昼、以前も書いた『ピノッキオ』さんに伺うと、パスタの中…

  2. くだらないけど、マジメな話

    vol.032 「牛丼が安い」と、「安い牛丼」は違う。

    アホみたいなタイトルだが、物事の価値基準という点で個人的に大…

  3. くだらないけど、マジメな話

    vol.661 勝利はテメェで奪い取れ。

    ここ最近、他責のつまらん大人ばっか目について、正直う…

  4. くだらないけど、マジメな話

    vol.599 マドラスな気分

    夏真っ盛り・・・のはずだったなぁ〜。せめて気分だけでも明るく…

  5. くだらないけど、マジメな話

    vol.466 殺し文句に、殺される。

    少しずつ春らしい気候になってきて、4月からソックスを夏仕様に…

  6. くだらないけど、マジメな話

    vol.293 それでも世界は美しい

    いつからだろう、世の中がこんなに窮屈になったのは。「嘘」が許…

2021年5月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

最近の記事

カテゴリー

  1. 仕事のコト

    vol.029 はじまりと、おわりの日。
  2. 好きなコト

    vol.580 今週もお疲れ様でした。
  3. 家族のコト

    vol.212 娘、カラオケdébut!!
  4. 服のコト

    vol.162 NORTHなFACEの探検隊
  5. 音楽のコト

    vol.098 笑う花
PAGE TOP