今日は、新しい仕事のプレゼンで夕方5時に阿蘇。
昼間とは少し違った阿蘇の風景に、ピリついてた心が癒される。
一人で行ってたら、寄りたいところがいくつかあったのだが
会長と一緒だったこともあり、
今日はおとなしくとんぼ返りをすることにした。
今の勤め先を会長が立ち上げたのが38年前。
ボクは、その長い歴史の中で初めての“新卒社員”として迎えられた。
体調を崩し、このままでは会社にいれないと退職を申し出たとき、
「“企画”という部署を作るから、やってみないか?ただ、残るか辞めるかは自分で決めなさい。」と
部署まで作って引き止めてくださったのも会長だ。
会長には、2回拾っていただいたと思っている。
プランナーとして広告業界で過ごせているのも、間違いなく会長のおかげだ。
数年前、社長職を退かれ会長になられたが
その引き際も美しかった。
お飾り社長に肩書きを譲り、実権はそのままな老害を何人も知っている。
年齢は関係なく、
人って、去り際に人となりが出るもんだ。
最近は、日々の業務に追われ、
ほとんど話すこともできてなかったので
阿蘇からの道中、久しぶりにゆっくりと話すことができた。
今も変わらず、器のデカさがハンパない。
こういう大人になりたいと改めて感じた。
技術を持つことは大事。スキルを上げることも大事。
ただ、それだけで人間的な価値は上がるか?
ボクの中での答えは『NO』。
単なる作業であれば、AIに任せればよい。
よく「AIに仕事を取られる」とよく聞くが、
人じゃなくてもできる仕事で止まってるからそうなるんだよね?
泥臭く、体温を持って。
進化する時代だからこそ、人間らしく生きていきたいと思う。