服のコト

vol.897 冷めぬ服欲



14歳、中学2年生で街デビュー。

通町筋のバス停で下車し、上通〜並木坂のてっぺんまで

古着屋を片っ端から巡っては、掘り出し物を探しまくる。

その場で即決はせずに候補リストに入れて一旦スルーし、

並木坂の先にあったこむらさきで、

チャーシューメンとおにぎりを食べながら検討。

最終的に、欲しかったアイテムがあるお店へ戻るというのが

中学生の時の買い物のルーティンだった。

(※東京古着日和っぽいなwww)


バティック、サロン、ペニーズ、シール、ドルフィン、ユニオンetc…

一番好きだったのは、ジャンクストレージというお店だったな。


大学〜30歳くらいまでは、自由にお金を使えたこともあり、

古着は一旦卒業して

世間一般でいう“良いモノ”を身につけることが多かった。

洋服屋さんとも仲良くなることが多かったので、

細かな知識や歴史を学んだのもこの時期だった気がする。


30代前半で結婚〜子どもができてからは

それまでのように数万する服を新品で買うというよりは、

リサイクルショップで探すことが多くなった。

若いころからたくさんのモノを見てきたおかげで、

目利きのセンスだけは自然と養われているように思う。


30代も後半になったあたりから、

買った服をリサイズやリメイクするようになる。

ブランド品を“着させられてる”よりも、

自分にあったサイズ、着こなしができてる方がカッコいい。


2万のデニムを補正もせずに穿くよりも、

1万のデニムに、1万の補正を加えた方が

間違いなく自分らしく穿きこなせる。

出す金額は一緒でも、

側から見た時にどっちがカッコいいかという話。



うんちくなんぞどうだってよい。

「内側のタグを見たら、年代がわかるんだよね」

内側のタグなんか、誰も見ないのだw




セカストで見つけたKEYのワークシャツ。

試着してみたら・・・ビックリするくらい似合ってましたやんwww

これから半袖×短パンでいこうって季節に、

厚手のヒッコリーの長袖・・・梅雨時期までは気合いで着てやる!


5,000円しないくらいで買えたので良かったのだが、

ワークシャツのくせに襟にプラスチックの芯が埋め込まれてることが判明。

スルーしてもよかったけど、せっかくならストレスなく着たかったので

上通りのクイックリフォームさんで

襟を一旦解体してプラ芯を抜いてもらうことにした。


見た目は全然変わらないけど、

着てる人間からすると着心地が全然違う。

永く着ることを考えれば

1,500円の補正代くらいは安いもんだ。


洋服のことを書き出すと、止まらなくなってしまうので

今日はここまで。

また面白いことを企てているので

そちらも近いうちにブログに書こうと思う。




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