先日、リニューアルした上通りの長崎書店へ。
本棚の高さが低くなり、視界は広くなったものの
少し売り場が狭くなった感じ。
より厳選されたというか、洗練された印象。
ただ、少し寂しい気分になった。
タワレコがなくなって、
CDを発売日に買えなくなった。
本屋と呼ばれるお店が少なくなり、
地元の情報を伝えるタウン誌がなくなる時代。
全国展開のショップがきてくれるのはありがたいことだが、
いっぽうで“熊本らしさ”が日に日に失われていく
怖さの方が個人的には大きい。
貯めた小遣いを握り締め、
通町でバスを降りたときのあのワクワク感。
振り返って
少し後ろをついていきたくなるくらい洒落乙な人。
古着屋のあの匂い、
爆音で流れるハードコア。
歩き切った先にある、
こむらさきのチャーシューメン。
ボクが好きだった「マチ」はそんな感じだった。
もちろん、変わっていくことも大事だが、
変わらないってのも同じくらい大事であって欲しい。
歳を重ね、長く同じ業界で過ごしているからこそ、
少しでも何かの役に立てないかと思う。
待ってても始まらんな。