仕事の依頼があり、
提出した見積りに対して、「高い」と言われることがしばしばある。
ここで考えるのが、「何を持って高いのか?」ということ。
例えば、「他社と比べて高い」と言われた場合、
提供するサービスが同条件であるかを確認する必要がある。
正直、パフォーマンスを下げれば
価格はどこまででも下げることができるし、
納期がなく、効果に対する責任を負う必要がなければ
ぶっちゃけタダでもOKだ。
ただ、それではプロじゃない。
プロとして仕事を受ける以上、
最大限効果が出るよう、知恵を絞るし、
クリエイティブも考える。
人が動いたら、動いた分だけコストがかかるのは当たり前のこと。
もちろん、「相場」は大事だと思うが、
要望は青天井のくせに、コストは「相場で」って
普通に考えて都合が良すぎはしないか?
情報が簡単に入手できる時代だからこそ
手抜きやウソはすぐバレる。
いかに目の前の課題に真剣に向き合うか。
自分の利益だけで物事を判断していないか。
三方よしは守られているか。
誠実に、実直に。
たまに、
「あっちの方が安かった」とストレートに言う人がいるが、
「安いのがお好みなら、どうぞそちらで」とお返しさせていただく。
矜持があるからこそ、絶対に自分の価値を自分で下げることはしない。
ハンパな知識や技術でクライアントから受注するのはかまわんが、
1円でもお金をいただいている以上、
中途半端で終わらせず、テメェでケツはしっかり最後まで拭かんかい。
ここ最近、他社の尻拭い案件が増えてて
イライラがロマンチックくらい止まらない。
売って終わり、出して終わりの時代はとっくに終わってんのよ。
寄り添い、向き合え。そして背負え。
そんなこともできんくせに、広告“代理”店ってどういうこと???
ちゃんと仕事しようぜ、マジで。