昨晩21時過ぎ、嫁の悲鳴にビックリして駆け寄ると
キッチンに置いている水槽の金魚がひっくり返って浮いている。
3年前の夏祭りですくった金魚。
4匹のうち、3匹は早々に死んでしまったが、
この1匹だけは3年も生き続けてくれた。
まだ、呼吸はしていたので調べてみると、
どうやら「転覆病」という病気らしい。
ここ数日、急に冷えて水温が変化したことや
えさの消化不良など複数の原因が重なったようだ。
急いで水槽からバケツに移し替え、
塩を入れて「塩浴」をしてみる。
できることは少ないかもしれない。
でも、できることはすべてやろうと息子にも話した。
「頑張れ、頑張れ」と、
泣きながら声をかけ続ける息子。
物事の判断がきちんとつくようになって
「死」というものを目の前にするのは初めてのことだ。
一時間ほど経過し、なかなか状態が回復しないため
息子と嫁は先に寝ることに。
寝室から、息子の大きな泣き声が聴こえた。
遅かれ早かれ、誰しも必ず死は訪れる。
朝起きて、もし金魚が逝ってしまっていたら、
親として何と声をかけよう?
残されたリビングで一人、そんなことを考えていた。
そこから、さらに30分ほど経った頃
息子の声が届いたのか、
少し動きは鈍いものの金魚が正体に戻っている。
「よく頑張ったな、ありがとう」と声をかけ、
自然と涙が溢れた。
今朝、心配そうに起きてきた息子に笑顔が戻る。
寝起きの40歳のスッピンはコンプライアンスに抵触するためモザイクで対応w
生き物を飼うということ。
それは、大切な命を預かるということなんだということを
息子も感じてくれたと思う。
絶対に、個人の一時的な好き嫌いで命を預かってはいけない。
そこに必要なのも、やはり「覚悟」なんだよな。
「明日、みはら(←金魚の名前)のことを絵日記に描こうと思う」と息子。
7歳の冬、一生忘れないくらいの経験をしたかもね^^
他人にやさしく、命を大事にする人になってくださいm(__)m