服のコト

vol.033 なぜ、裾丈に命をかけない!?

どうも、人生を裾丈に捧げた男です。

いくつになっても、洋服熱が冷めることはないのだが、

年を重ねるにつれ、服に対する考え方は変わってきている。

10代はどっぷり古着で、今考えると当時の古着屋に散々ぼったくられたなwww

(今となっては良き思い出だ・・・金返せ)

20代前半は完全にブランド志向。とにかく金がかかる。

20代後半〜30代前半になんとなく好きなスタイルがわかってきて

流行よりも自分らしい格好ができるようになった。

35歳を超えたあたりから、新品を定価で買うよりも、

リサイクルショップやオークションで安価で購入した洋服を

補正屋で自分のサイズにリサイズして着ることが楽しくなる。

10,000円の新品のデニムを買うよりも、

7,000円の中古品を、3,000円かけてリサイズするといった感じだ。

結果、かけている金額は同じだったとしても、

自分にあったサイジングになっている後者のほうが

穿き心地や愛着が圧倒的に違う。

「ブランド」よりも「サイジング」を重要視するってことだろうな。

先日、購入したピケのパンツ。

久しぶりに細身なシルエットで少々緊張する(汗)。

裾幅18cmは少し前のトレンドだろうか?

(今はメンズでも16cmとか聞くもんな)

女性は、あまり裾上げの文化がないというのを以前聞いたことがあるが、

男で補正せずに穿けるなんてのは、スラッと背が高くて足が長い、

芸能人で言えば、東出昌大・・・やめておこう。

(ネットニュースにあった「隠れ浮気系男子」って、何やねん!!)

とにかく、

せっかく良いパンツでも裾がダボついてると

それだけで「着させられてる」感が出てカッコよく見えないので、

1cmだろうと気になれば補正に出す。

今回は約4cmの丈詰め。これで印象は劇的に変わるはずだ。

ここで終わらないのが、洋服バカ。

デニムでもないのにチェーンステッチで仕上げる。

通常のシングルステッチと違い、こうすることで洗濯したときに

生地に「捻れ/ヨレ」がうまれ、昔の風合いが出て雰囲気が良くなるのだ。

正直、ホワイトのパンツをチェーンステッチにして

「その裾の仕上げ、素敵ですね」なんて声をかけられる可能性は皆無だが、

それで良いのだ、それで〜良いのだぁ〜。

洋服なんて、ただの自己マンですから。


A VONTADE Slim Jeans – Bedford Cloth – ※ARCH HERITAGE別注
購入価格/3,000円(メルカリ/送料込み)
補正料金/1,300円(チェーンステッチ)

vol.032 「牛丼が安い」と、「安い牛丼」は違う。前のページ

vol.034 オヤジの昼メシ〜ピノッキオ/PINOCCHIO〜次のページ

関連記事

  1. 服のコト

    オトナの遊び

    今月号の2ndの特集は『プレッピー』。今、欲しい服と、したい…

  2. 服のコト

    最先端復活なるか?

    今から30年ほど前、熊本はオシャレの最先端と呼ばれていて…

  3. 服のコト

    強い味方

    ここ最近、補正とリメイクを前提に洋服を買うことが多くなった。…

  4. 服のコト

    vol.840 度が過ぎる

    大学生4年の時、小竹長兵衛のメガネを買ったのがきっかけで…

  5. 服のコト

    vol.886 ちょうど一年前に

    まさにちょうど一年前。同じサイトでオリジナルのTシャツを作っ…

  6. 服のコト

    vol.006 何を着るかより、誰が着るか。

    中学生のとき、街に出てアーケードにある古着屋を片っ端から巡る…

  1. その他

    vol.924 とにかく、気持ちが悪い
  2. 家族のコト

    的確
  3. 好きなコト

    手書きの強さ
  4. 音楽のコト

    Expert
  5. 服のコト

    vol.1045 こりゃ、たまらん。
PAGE TOP