くだらないけど、マジメな話

vol.060 あれってホンモノ?と思われた時点で負け。

昨日、子どもを連れてショッピングモールのゲームセンターの行った時のこと。

隣のコーナーにいた中学生くらいのメンズグループの一人が、

肩からヴィトンらしきモノグラム柄のショルダーバッグをかけていた。


んっ、あれってホンモノか?

こう思われた時点で、それが本物か偽物かという事実はどうでもよくなり、

『コピー品でイキってるダセー奴』というレッテルが貼られる。

これって何が原因かと言われれば、間違いなく本人の持つ『器量』だ。

例えば、

中田英寿が、偽物のヴィトンを持っていたとしても本物に見えるだろうし、

金持ちの中学生が本物のヴィトンを持っていてもコピー品に見えるだろう。

要は、それに見合うだけの『器』を持ち合わせているか否か。

コピー品とわかって購入したり、それを自慢したりするヤツは論外だが、

背伸びしてハイブランドのものを身につけたところで

それが本人と不釣り合いだったり、偽物に見えてしまうということは

はっきり言って、それを身に着けるレベルに達してないということだろう。

言わずと知れたジェーン・バーキン氏。

日常使いされているであろう、少しくたびれたエルメスの“バーキン”がカッコ良すぎる。

写真を見ればわかる通り、主役は“バッグ”ではなく、“本人”なのだ。

現時点で、自分には不釣り合いのハイブランドに興味はないが、

こういう自然体で抜け感のある大人になれるよう、

歳を重ねていきたいと思う。

vol.059 愛すべき名店シリーズ 〜ミドリネコ舎〜前のページ

vol.061 歴史を、飾ろう。次のページ

関連記事

  1. くだらないけど、マジメな話

    酒と美術と男と女

    ゴールデンウィークの後半戦突入前夜、大学時代のサークルの同期…

  2. くだらないけど、マジメな話

    vol.153 軽やかに、生きる。

    健康な身体を失い、未曾有の大きな地震を体験し、世界的…

  3. くだらないけど、マジメな話

    無印さん、なんでなん?

    仕事用のファイルを探していたら、無印良品の良さげなバッグイン…

  4. くだらないけど、マジメな話

    vol.291 プロなら、プロらしく。

    技術が進歩したことによって、こと機材に関していえばプロとアマ…

  5. くだらないけど、マジメな話

    大地の恵み、いただきました。

    娘も含めて3人しかいない一年生。そのうちの一人の男の子のお家…

  6. くだらないけど、マジメな話

    vol.451 言葉と鋏は使いよう。

    広告に携わる毎日。ここ最近、改めて感じる「言葉」の大切さ。3…

2020年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829  

最近の記事

カテゴリー

  1. 音楽のコト

    This is 嫉妬
  2. 食べるコト

    助けてください
  3. 好きなコト

    vol.164 BiKE! BiKE! BiKE! 〜始動〜
  4. 好きなコト

    原田雄太の3冊
  5. バイクのコト

    vol.389 ’21season start!!!
PAGE TOP