好きなコト

vol.092 愛すべき名店シリーズ 〜ONE PLUS ONE〜


熊本にも、たくさんの『セレクトショップ』というのが存在して、

数年前に比べると、“オシャレ”や“カッコいい”、“カワイイ”みたいな商品が

一つの店で手に入るようになったのはありがたいことだ。

ただ、そういう店が増えすぎたせいか、

「コレってあそこの店でも見たな」という“カブり”が出て、

お店としての『個性』が失われているように感じる。

『ONE PLUS ONE』


ボクが知っている中では、熊本で一番と言っていいくらい

個性とセンスに溢れた「リサイクルショップ」だ。


話は少し変わるが、ミッドセンチュリーを代表するイームズのスタジオ兼ご自宅。

物が少ないわけではないのに、全体のバランスがすっきりまとまっている。

ミッドセンチュリーがあり、植物があり、民藝品があり、

雑多な中にも統一感がある・・・まさにボクの中での理想的な住まい。



古いものから、新しいものまで、

年代を超えたさまざまな商品が無造作に置かれている感じは、

どこかイームズハウスと通じるところがある。

(※少し大袈裟かもしれない・・・w)



しかも、このお店の最大の特徴は、「リサイクルショップである」と言う点だ。

新品しか取り扱わない店であれば、売り切れても次回入荷があるだろうし、

なかったとしても、他の店を探せば手に入れることができる。

ただ、ココは買い逃してしまうと一生出会えないかもしれないという

一期一会的な楽しさがあり、古着屋で掘り出し物を探す感覚に似ている。


窯元かと思うくらいの陶器の数。

特に小鹿田焼は大好きな器の一つでもあるので、

SNSでオーナーの入荷情報を見るたび心が躍る。


日々の暮らしに音楽は欠かせない。

超絶レトロなレコードたちも並ぶ。

以前、音楽好きの方から「レコードにハマると沼だぞ」という話を聞いたので

このジャンルは、現時点では見なかったことにする(笑)。


ホテル日航関係者の方、お祭りごとにいかがだろうか?


伺ったこの日も、同じ地域のお店のオーナーさんがいらっしゃって、

阿蘇をどうやって盛り上げようかとワクワクするトークが繰り広げられていた。

やっぱり、やらされてるのではなく、自発的に行動するというのが大事なんだ。

そして、面白い人のところには自然と面白い人が集まる。

オーナーさんとは5年以上のお付き合いになるが、

ボクにとっては「人生の師匠」のような存在だ。

モノが溢れ、個性が失われつつある今だからこそ、

本当に良いモノを見極める“審美眼”を養わなければと思う。

『ONE PLUS ONE』は、そんなことを教えてくれる数少ないお店だ。


vol.091 オヤジの昼メシ〜馬力屋〜前のページ

vol.093 DAD COOK 〜皿うどんを拵えてみた〜次のページ

関連記事

  1. 好きなコト

    vol.461 サンキュー

    おかげさまで、本日無事に39歳を迎えることができました。…

  2. 好きなコト

    vol.1026 一瞬を切り取る

    プロのカメラマンさんや、クリエイターさんとお仕事をするたびに…

  3. 好きなコト

    あるのと、ないのでは。

    メルカリで購入した息子のサッカーシューズが本日届いたのだが、…

  4. 好きなコト

    こうなることは、わかっていたんだよ

    ビデオカメラが届く前に、続々と違うものを買い…

  5. 好きなコト

    vol.855 仕上がりました。

    数日前、インスタにズバリな広告が出て久しぶりにそのままポチっ…

  6. 好きなコト

    過去イチ、出ました。

    思い立って、昨日、業務スーパーで冷凍の牛すじを購入。今朝、朝…

2020年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の記事

カテゴリー

  1. 服のコト

    vol.765 完敗
  2. 家族のコト

    75/65
  3. ひと言、物申す

    平和な街
  4. 食べるコト

    vol.103 そのまま食べないわがままさ
  5. ひと言、物申す

    vol.987 大量生産の弊害
PAGE TOP