昨日、ランドセルの展示会に行く前に
仕事で熊本駅を訪れていた。
朝7時過ぎの熊本駅前。
しゃもじもなくなり、ザ・ニューホテルの裏にはオフィスビル。
後ろを振り返ると、建築中の商業ビルといった風に
駅前の開発が着々と進んでいる。
来年の今頃には、また景色が変わってるんだろうな。
消毒や検温などの受付を終え、事前の注意事項の説明を受ける。
昨日8月8日は、熊本地震以降、一部区間が不通となっていた
熊本〜大分間を結ぶJR豊肥線が4年4ヶ月ぶりの全線開通の日。
ボクらのような報道関係者に加え、
式典の前から、『撮り鉄』、『乗り鉄』、
『ユーチューバー』らしき人たちの姿も多く見られた。
在来線のフリースペースでの実施のため、
通路も含め、完全に密な状況。
最前線は同僚に任せ、基礎疾患持ちは後ろからの観察。
蒲島知事の祝辞に合わせて、ルフィー姿(!?)のくまモンも登場。
そりゃ、人も増えますwww
ホームでの撮影は
オフィシャルのカメラマンのみという制限がかかったので
腕章とスタッフ章を預けて、
あくまで一般人として逆側のホームに向かう。
ASO BOY。
ボディーの色と、文字のバランスがめっちゃカッコいい。
正直、鉄道には全く興味はなかったが、
カッコよく写真を撮りたいという、
『撮り鉄』さんの気持ちが少しだけ分かった気がするな・・・笑。
反対側から見る光景は、なかなかパンチがあるものだった。
在来線のホームに、
“仕事”の人と、“プライベート”の人。
9時9分、大分に向けて発車。
リュックを背負って、列車に乗り込む
子どもたちのワクワクした笑顔が忘れられない。
震災、コロナ、豪雨。
知事の言葉を使わせてもらえば、「トリプルパンチ」の苦境の中で
今回のJR開通は、県民にとっての一筋の光だ。
10月には57号線の復旧も待っているし、
阿蘇方面へのアクセスも格段によくなるだろう。
インバウンド需要が望めない現状で、
いかにコロナとうまく共存し、新しい日常を作っていくか。
後ろではなく、前を向いて歩こう。
熊本県民は、やっぱ強ぇや。