誰かが発した何気ない一言で、
人生を救われることがある。
飛び込み営業はないと聞いて入社した今の会社。
フタを開けてみれば、入社して1ヶ月で飛び込み営業開始www
もともと人見知りが激しく、
初対面の他人と会話をするなんてただの地獄でしかない自分。
スキルに見合わぬゴール設定で
毎日が億劫でしかなたかったある日。
うちの担当だったラジオ局の営業さんからかけられた一言で、
本当に救われた。考え方が大きく変化した。
その日の帰りは、車中で号泣しながら帰ったのを今でも憶えている。
できるかできないかではなく、
やるかやらないかだ。
今となっては、この言葉はボクのなかでの座右の銘となっている。
昨日、その先輩と約10年ぶりに近況をお話しする機会があった。
ラジオ→テレビ局へ転職され、東京で10年。
熊本では経験できない規模感のお仕事の数々をお聞きし、
ただただ唸るばかり。
その凄さというのが、
どのプロジェクトも、スタートがビジネス視点ではないというところ。
「これってこうしたほうがいいですよね」
「この人とこの人を引き合わせたら、絶対化学反応が起こる」
といった、シンプルな発想が起点となって物語がスタートし、
想いが人を繋ぎ、人が人を呼び、最終的に仕事になる。
けっして効率的ではないし、
余白や無駄を嫌う今の世の中からすれば意味のないことかもしれない。
でもねぇ、無駄って無意味じゃないんだよ。
「いかに恥ずかしげもなく人前で夢や理想を語れるか?」
40歳を目前に、こんなことばかりを考えている。
相手にとって、何が必要でどうなりたいのか。
自分の立ち位置を円の中心に置かず、
利己ではなく利他の視点で物事を観察する。
俯瞰したときの「良かれ」ってすごく大事だと思う。
でも、思うばかりでは意味がない。
言葉に出して、行動する。トライがなければエラーはない。
がむしゃらに走ってれば、
自然と仕事なんてついてくるものだ。
10年ぶりに話した先輩の眼差しは、
あの頃と変わらず、“キラキラ”していたし、“ギラギラ”もしていた。
こういう利他的な考えを持った方が
メディア社にいてくださるって、業界にとってもありがたいことだな。
さぁ、悪企みする環境は整ってきたぞ。
あとはしっかりと大きな夢を語って、全力で疾走するのみ。