くだらないけど、マジメな話

vol.628 優しさって、ナニ?



少し前にYouTubeの動画で、

2ちゃんねる創設者のひろゆき氏が乙武洋匡氏の容姿について

ゴリゴリいじっていたのを観て、

「なんて不謹慎な奴だ」と思ったことがあった。



ただ、よくよく考えてみると、

内容が「モテるモテない」とか「あの容姿で不倫できるなんて」みたいなことだったので、

「これって、人を偏見なくフラットに見てるからこそできる発言なのでは?」と

思うようになった。



東京五輪の際に、一ノ瀬メイ選手や、乙武氏が言っていたように、

そもそもオリ/パラを分けている時点でおかしいのでは?

健常者/障がい者という括りで物事を考えれば2つにしか分かれないが、

今回のようにジェンダーの選手が出たときはどうする?

オリンピックの中にいろいろな部門を設ければよいのではないか?

健常者が多数というだけでそれを“普通”とし、

“正義”とするから、少数派が“弱い存在”のような見え方になる。



ボク自身、現在の医学では根治は難しい「一型糖尿病」を抱えた基礎疾患者だ。

健常者に見えても、1日4回のインスリン注射を怠れば「死」はすぐ側にある。

だからと言って、病人扱いして欲しいだなんて微塵も思わない。

そして、ボクの周りにいる人の中で、ボクのことを病人だと思っている人は

家族以外ではほぼ皆無であろう。



要は、障害って本人ではなく、周りの環境がつくるものなのかもしれない。




そういう観点で、是非この動画を観て欲しい。

顔も口も性格も悪そうな千原せいじ氏が、

誰よりもフラットに物事を見れる人かがわかる。



ハンデキャップとは、一つの個性だ。



本当の優しさとは何か?

その優しさはダレ視点での優しさか?



子どもを持つ親として、

しっかりとそこが教えてあげられるようにならねばだな。




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