ここ一年ほど、
娘が肌身離さず持ち歩いている猫のぬいぐるみがある。
購入自体は息子がまだ小さい時なので
結構前から家にはあったのだが
いつの間にやら、娘の相棒として
ここ最近はどこへいくにも一緒だ。
そのおかげか、やたらと汚れが目立つようになり、
嫁からも「洗濯したら?」と説得されるが
頑なに「イヤだ」と拒みつづける娘。
「ねぇねぇ、猫ちゃんも夏で汗かいただろうから、
お風呂に入れてあげたら???」と伝えると、
「いいねぇ!」と言ってタライにお湯を溜めて
丁寧に全身をを洗ってくれた。
濡れた体をある程度絞って
水気を落としたまでは良かったのだが、
外に干すのは独りぼっちにさせるからイヤだという。
じゃあ、ドライヤーの部屋に行こうと
コインランドリーへ。
とりあえず、傷んだり壊れたりしないよう
10分だけ入れてみたのだが、
その間回り続ける猫をじっと見つめる我が子。
10分経って取り出してみるも
まだ生乾きだったので「あと1回入れようか?」というと
「もう可哀想だからやめとく」だって。
生き物ではないけれど、
生き物と同じくらいやさしい気持ちで接してくれていることに
親としては少し嬉しくなった。
モノを大事にする、命を大事にする。
知らない間に、良い子に育っているなぁ〜。