一年に2度、
農家の倅として田植えと稲刈りの時だけは
手伝うようにしている。
親父が76歳、母が66歳。
年齢的なところもあり、現在は我が家の田んぼ分のみの米作り。
とはいえ、老体にムチ打ってやるにはヘビーな物量だ。
全国的なニュースにもなった米不足で
今年のコメの単価がどうなるかと思っていたら、
昨年の倍近い金額での取引になるようだ。
去年の今頃は、「米不足」なんてワードはなかったはずなのに、
こういう事態になり、在庫薄からの価格の高騰。
実際に作った農家には何の恩恵もなく、仕入れ業者のみが儲かる構造。
今年は仕入れの価格が上がるということは
その分、販売価格に乗っかるかたちか???
ただ、来年分の苗床が増やせているわけではないので、
収穫するコメの量は今年と同等。
ということは、価格が高騰する上に
来夏〜秋にかけての米不足の解消にはならない。
というのが、ざっくりした父の見解。
兼業農家時代も加えれば50年以上農業に携わっている
プロの見立てなので、間違いではないのだろう。
不足分は外国米に頼るのかな???
現場の声を聞けば聞くほど、
農業ってのは根が深い業界だなと思う。
さぁ、ボクには何ができるだろう?