仕事のコト

vol.588 組織って、ムズイね。



ここ2ヶ月ほど、部のマネージャーとして

組織作りについての研修を受けているのだが、

チームを束ねていくことの難しさを改めて痛感している。

一人のプレイヤーでいる方が、圧倒的にラクだ。



これが俗に言う、中間管理職の“板挟み”というやつか。。。w



ただ、研修を受けながら、

価値観が大きく変化するような気づきや学びもたくさんある。



例えば「自由」について。



自由と聞くと、「ルールに縛られず、自分がやりたいようにやる」みたいな感覚になるだろう。

逆に、ルールで雁字搦めな状態は、窮屈で不自由に感じるかもしれない。



では、「一切ルールなしで、各々が好き勝手に動いてOK」となった場合、

人はどう動くだろう?その時、組織はどうなる?

おそらく、目的意識の高い一部の人だけが率先して動き、

指示待ちの人は動くことことができず、行き場を失くしていく。



何が言いたいかというと、

「自由に動くためには、一定のルールが必要」ということ。

誰もができる、スキルを伴わないルールを守ることで

組織としての一体感が生まれ、団体意識が強くなっていく。



「ルール」と同じく必要なのは、明確な「ゴール」の設定。

「自由に走ってください」と言われたって、「終着点」が定まっていないと

どこに、どの速度で、誰と走れば良いかがわからず、ただただ迷走するだけだ。



どの山をいつまでに登るかだけを明確にし、

その頂を目指す道筋は、各々の技量に合わせて本人が自由に決めればいい。



現場は楽しいし、プレイヤーとしてもっとスキルを磨きたい気持ちはあるが、

ヒューマンスキルに頼らない強い組織を作っていくことも

マネージャーとしての大きなミッションであり、今の時代には大切なことだと思う。



人である必要がない仕事は、とことんシステマチックに。

そして、人にしかできない仕事にこそ、全身全霊を注ぎ込む。



「AIに仕事を取られる」ってことは、

その仕事自体が人である必要がないってこと。

人にしかできない仕事をきちんと見定め、

今まで以上に人間らしく動く。



時代の生き残り方、企業への寄り添い方、組織としてのあり方。

これまで気づいていても、手をつけていなかっためんどくさい部分にメスを入れ、

一つ一つ、絡まった糸をほどいていく作業を行なっている。



あと何年か先に、

「あん時はしんどかったけど、あれがあったから今がある」

みたいな明るい未来が待っていることを信じて。



神様は、越えれない壁は与えない。

一歩ずつ、登っていくしかないな。



たまには、それっぽい真面目なことを書いてみたwww

今週もお疲れ様でした。




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