今から10年近く前、
天草で事業を始める予定の某企業から名刺制作の依頼を受け
打ち合わせに伺うと、
うちはストーリーを大事にする会社だから
名刺にストーリーを持たせてくれ
とのオーダー。
ご予算は?と尋ねると
「そんなん気にしなくていい」と。加えて、
「想像を超える提案をお待ちしてます」と
やたら上からの物言いで言われたもんだから、
新米プランナーのリミッターが外れる。
・時刻ごとの太陽を10色にし活版印刷の空押し
・夕陽のグラデーションを側面で表現した7枚合紙
・地元の土を使った陶器製 etc…
デザイン、素材、加工も含めて見積もりの金額は
一人あたり100万を超えた。
写真のサイコロは、
「そもそも、名刺は自己紹介のためのツールなのだから
会った人の印象に残るような時間を作ってください」と提案するために
陶芸作家さんに作ってもらったリアル陶器のサイコロ。
そういえば、阿蘇溶岩のプレートに
名前を彫ってもらって持っていったっけ。
そう、やると決めたらとことんやる。
完全なる若気の至りだが、
アイデアとしては、楽しいものだったなと今でも思える。
プロにご依頼される皆様、
予算は最初にお伝えした方が良いですよwww