インプットした内容に、
自分の処理能力に追いつかず、頭の中がバグることが稀にある。
今日は、そんな日だった。
熊本では有名な、よく喋るゴリラ(←良い意味で)こと、
ズートリッパーの野田さんにお誘いを受け、
WHITE BASEというイベントに参加させてもらった。
うちの会社が所属している広告業協会で開催される
「あのCMを作った●●さん」みたいな有名クリエイターの講演会ではなく、
もっと身近で、本当の意味でこれからの熊本をつくっていく
若手クリエイターのリアルな話を聞ける場だ。
今回の講師は、『Touch your Qshu』でお馴染みの
ロマくんこと、映gent Ro.manの代表:中川典彌さん。
ここ1年で、とにかく急成長を遂げている若手の動画クリエイターさんで、
近しい知人は多かったものの、直接お会いするのは初めて。
震災から5年を迎えた4.14に公開された、城見櫓の動画も彼の作品だ。
彼がつくる作品には、
ボクらのような古い広告業界人が忘れがちな、「物語」がある。
今回、彼の生い立ちや映像制作を始めるまでの話を聞いて、
その理由がわかった気がした。
実はここ最近、仕事に対して少しモヤモヤするところがあり、
何が原因かもわからず、答えを導き出す術すらない日々を過ごしていた。
ただ、今日観せていただいたこの動画で、
その答えが少しだけわかった気がした。
正直、部屋が暗くてよかったな(涙)。
『知らない誰かのためではなく、目の前の一人のために』
コンプラを考えれば表現の自由は制限され、
「広く万人に」なんてキレイ事を言えば、結局誰にも刺さることはない。
届けたいと思える、たった一人に向けて、誠意をもって伝えればよいのだ。
そんなことを真っ直ぐな目で語る、10歳も下のクリエイターに
今年40歳のオッサンプランナーはキュンキュンしてしまったw
コロナのこともあったので、懇親会は失礼されてもらったが、
あまりに喰らいすぎて、出口の階段を踏み外しちまったぜ。
(無理に踏ん張ったので、首を痛めた模様・・・)
冒頭に書いた通り、あまりに内容が良すぎて処理しきれなかったので、
電車できた道のりを、歩いて帰ることにした。
心地よい風と、電車の走る音。
何もしてないのに、何か成し遂げたかのような達成感があった。
良いものを届けるために、
一度立ち止まって、考えてみるのもいいかもな。
野田ゴリラさん、お誘いありがとうございましたm(__)m
マジ良かったっす^^