皆さんは、「レンズ沼」という言葉をご存知だろうか?
一眼レフを触ったことがある人なら、必ず一度は耳にする悪魔の言葉だ。
一眼レフのように交換できるレンズには色々な種類があって、
目で見る視野と同じ標準域から、ワイドに撮れる広角レンズ、
遠いところのものを拡大して撮る望遠レンズ。
この3つの画角に対して、1本で全てをまかなうズームレンズや、
被写体を際立たせるように撮影ができる単焦点レンズなど、
カメラを始めた当初は、何を買えば良いのかわからず、頭を悩ませたものだ。
加えてタチが悪いのが、人それぞれ「好みの画角」というものがあり、
通常標準レンズと呼ばれる50mmでも、ファインダーを覗くと、
「狭くて窮屈だからもっと広く撮りたい」と思う人もいれば、
「もう少しアップの方が好きだ」なんて人もいて、
正解を探し出すには、自分でその好みを理解する必要がある。
1本レンズを買えば、その次が欲しくなり、
ようやく買い揃ったかと思えば、もう少しスペックの良いものに目が行き出す。
俗にいう、「レンズ沼」だ。
一眼レフを初めて10年以上なるが、
かくいうボクもどっぷりその沼に浸かっており、抜け出せる気配がない。
愛機Nikon D750のレンズキットとして購入した標準ズームの24-120mmF4。
純正で、広角からちょっとした望遠までカバーしており、
購入して5年近く大変良く頑張ってくれたのだが、
ここ最近、F4という明るさ(暗さ)に少々不満が出てきた。
現在の持ち合わせは、
24-120mm F4
35mm F1.8
90mm F2.8 Macro
70-300mm F4-5.6
の4本。
望遠はいいとしても、標準域にもう少し明るさが欲しい。
ただ、純正で大三元と呼ばれるF2.8通しのレンズはさすがに手が出ない。
ということで、純正のズームレンズを下取りに出し、Tamronのレンズを購入。
MAP CAMERAのワンプライス買取が思った以上に高値だったこともあり、
手出しはフィルター代も含めて2万ちょっと。
口径82mmはさすがにデカイ。そしてなかなかの重量感。
しかし、写りはやはりF2.8だけあって良いではないか。
前ほど、絞りを開放してがっつりボカすような撮り方をしなくなった分、
これくらいの感じの方が今のボクには合っている気がする。
1本レンズが変わると、
撮る被写体や構図も変わってくるのもカメラの面白さだ。
週末は、新しい相棒で子どもたちの撮影会だな。